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履歴書の自己PRの書き方と例文の解説
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履歴書や職務経歴書に記載する自己 PR は、採用担当者に自分の強みやスキルをアピールする重要な要素です。この記事では、履歴書の自己 PR の書き方と、それぞれの職種ごとの例文を紹介していきます。
1. 自己 PR とは?
自己 PR とは、応募先企業に対して自分を売り込むための大切な要素です。「自分を採用すべき理由」「自分が入社した際に貢献できること」を自ら積極的に提示して、採用の判断を後押しするための材料が自己 PR だと考えるといいでしょう。
2. 自己 PR の書き方のポイント
自己 PR を書く際のポイントは以下の通りです。
過去の経験・実績を具体的に説明する
自分の強みやスキルを明確に示す
応募企業・職種で活かせるポイントをアピールする
これらのポイントを踏まえて、自己 PR を書く際には以下の 4 ステップに分けて進めていきましょう。
ステップ 1: 過去の仕事での経験・実績を洗い出す
まずは、自分がこれまでに経験してきた仕事を振り返り、どのような業務内容や実績があったかをリストアップしましょう。具体的な数字や成果も併せて記録しておくことが重要です。
ステップ 2: 応募企業・職種で求められる能力を想像し、経験・実績を厳選する
次に、応募する企業・職種で求められている能力を想像し、それに合致する経験・実績を選び出しましょう。このとき、求人情報や企業の公式ウェブサイトなどを参考にして、企業のニーズを把握することが大切です。
ステップ 3: 厳選した経験・実績を能力・スキルに言い換える
選び出した経験・実績をもとに、それらを実現するために必要だった能力やスキルを言語化しましょう。これらのキーワードが、自己 PR の中核となります。
ステップ 4: 自己 PR を短い文章にまとめる
最後に、自己 PR を短い文章にまとめます。過去の経験・実績とそれに対応する能力・スキルを織り交ぜながら、自分がどのように企業に貢献できるかを明確に伝える文章を作成しましょう。
3. 職種別の自己 PR 例文
それでは、それぞれの職種ごとに自己 PR の例文を見ていきましょう。
営業職の自己 PR 例文
【例文】 前職では 5 年間、新規営業に従事してきました。やみくもに行動するだけでは成果がでなかったため(状況)顧客ターゲットの選定や訪問時間帯を工夫しながら(意図)毎月 20 件の新規顧客への訪問を自身の目標として設定し行動しました(行動)。結果として毎年、売り上げ 150%増を達成しました(結果)。これまで培ってきた、新規顧客拡大に対するフットワークの軽さ、目標達成意識の高さを貴社の営業チームでも発揮することで、貴社の利益に貢献したいと考えております。
事務職の自己 PR 例文
【例文】 効率を追求する姿勢 50 人規模の会社で経費精算を担当。私が担当になるまで Excel で管理を行っており、ミスの多発につながっていました。そこで、経費精算システムの導入を提案して実現。この結果、週 10 時間かかっていた精算業務を 6 時間にまで減らすことができました。
正確性 ミスが許されないという強い責任感を持ち、作業のすべてにチェックリストを利用。ダブルチェックを徹底した結果、前職に従事した 2 年間、数字のミスをしたことはありません。この正確性は貴社の経理業務でも活きると考えています。
技術職の自己 PR 例文
【例文】 ・進行管理能力 現在の職場では 4 年にわたり、30 人規模のエンジニアチームをまとめてきました。プロジェクトの円滑な進行には、問題の早期発見が重要と考え、週 1 回メンバーと面談の時間を設け状況を把握。メンバーへのサポートを継続した結果、納期が遅れたことは一度もありません。クライアントからも信頼を得、リピーター率は 8 割を超えています。
・スピード 速さを意識し、効率化に努めています。プロジェクトの初期段階で必要な条件を細かく整理し、作業中に迷いやトラブルが生じないよう徹底しています。その結果、1 カ月を予定していた開発プロジェクトを 2 週間で仕上げたこともあります。
4. 履歴書・職務経歴書に書く自己 PR のポイント
履歴書や職務経歴書に自己 PR を記載する際のポイントは、簡潔に要点を伝えることが重要です。また、自己 PR の内容を具体的に示す数字や具体例を用いることで、採用担当者により伝わりやすくなります。
5. 面接で自己 PR を伝えるときのポイント
面接で自己 PR を伝える際のポイントは、明るく謙虚な態度で回答すること、話す時間を 2 分以内に収めること、質問に対して適切にアレンジして回答することが重要です。
以上が、履歴書の自己 PR の書き方や例文についての解説です。過去の経験や実績を踏まえながら、自分の強みやスキルをアピールできる自己 PR を作成し、応募先企業に自分の価値を伝えましょう。